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さくらのクラウド検定ベーシック 受検対策ノート

GCP 経験者向けに対応関係を補強した自学用教科書 — シラバス v2.0 対応

このドキュメントについて

  • 目的:さくらのクラウド検定ベーシックの合格に必要な知識を一冊で押さえる
  • 対象読者:Google Cloud は触れるが、さくらのクラウドは初見の Web/インフラエンジニア
  • 使い方:上から順に読み物として読み進めても、シラバス対応の章番号で個別に引いてもよい
  • 基準シラバス v2.0(2026-03-30 改定) および 公式オンライン教材 202602 を出典の正本とする。実サービス側の最新数値(料金・上限値)は さくらのクラウドマニュアル で再確認

出典・ライセンス

本ノートは さくらインターネット株式会社の公式教材(CC BY-SA 4.0) を元に、独自の追記・GCP 対応マッピング・確認問題を加えて作成・再構成しています。本ノート自体も CC BY-SA 4.0 で配布します。詳細は NOTICE を参照。

試験概要(公式値、2026-05 時点)

項目内容
試験形式多肢選択式・100 問(オンライン)
試験時間60 分(1 問あたり約 36 秒)
出題範囲シラバス v2.02026-03-30 改定)/ターム 1 / 2 / 3(41 小項目)
受検料(一般)11,000 円(税込)
受検料(学生)3,300 円(税込)
アップデート受検料(一般)3,300 円(税込)※ v1.0 合格者向け
アップデート受検料(学生)550 円(税込)※ v1.0 合格者向け
学習時間目安25-30 時間(公式アナウンス)
申込先zero2one

IMPORTANT

上記は 公式ベーシック試験ページ で確認した v2.0 確定値。試験仕様・料金は改定される可能性があるため、申込前に公式サイトで再確認してください。

受験者の声から見る試験の実像

複数の合格体験記から抽出した実受験者の声(出典は本セクション末尾)。試験対策の方針に直結する重要情報。

数字で見る試験

観点内容
合格率70-71%(2024 年第 2 回試験等の公表値)。IT パスポートよりやや高難度
学習時間目安IT インフラ既習なら 25-30 時間。AWS 認定経験者は 14 時間程度での合格報告もあり
体感難易度「公式模擬試験 91% 取れても本試験で初見問題が 5 問程度」

時間配分の戦略(実受験者の傾向)

  • 60 分 100 問 = 1 問 36 秒だが、**「パッと見で即答できる問題が結構ある」**ため、実体感は意外と余裕がある
  • 「分からない問題に時間をかけても無駄」。即答 → 飛ばす → 余った時間で見直し が定石
  • 多くの体験者が「5 分程度の見直し時間を残して終了」したと報告

苦戦しやすい領域(複数の体験記で共通)

領域具体的な声
さくら固有の細かい仕様「ディスクサイズの数字やプラン名・ネーミングを問われると厳しい」
セキュリティ「セキュリティに関する設問が目立つ」
他社サービス連携「AWS 等との接続方法を正確に理解する必要」
ネットワーク・ルータ周り「機能の種類が多く、最初は混乱しやすい」

IMPORTANT

本書の重点配分:上記を踏まえ、ターム 3.1.3 のネットワーク章と 3.2 のセキュリティ章を最も厚く書いています。

公式教材を使うコツ

  • 公式オンライン教材は 動画 + スライド + 確認テスト + 模擬試験 で構成
  • スライドの網羅確認が重要:動画だけ見ると見逃しスライドが発生
  • 模擬試験は受験前日までに必ず通す:操作感が本試験と同じなので UI で戸惑わない

出典

学習プラン(25-30 時間モデル)

内容想定時間
1 週目ターム 1 全体(GCP 既知概念は流す)8 時間
2 週目ターム 2 全体 + ターム 3 前半(3.1 / 3.2)10 時間
3 週目ターム 3 後半(3.3 / 3.4)+ 章末確認問題総ざらい8 時間
直前公式教材の模擬試験 + 苦手分野のチェックリスト復習4 時間

目次

ターム 1:デジタル技術の基礎

  • 1.1 クラウド
  • 1.2 ハードウェアとソフトウェア
  • 1.3 ネットワーク
  • 1.4 セキュリティ
  • 1.5 システムマネジメント
  • 1.6 クラウドインフラの基盤技術

ターム 2:さくらインターネットのサービス

  • 2.1 クラウドインフラストラクチャー(さくらのクラウド / VPS / 高火力 DOK / 高火力 VRT / AppRun)
  • 2.2 クラウドアプリケーション(さくらのレンタルサーバ)
  • 2.3 物理基盤サービス(ハウジング / 専用サーバ PHY / 高火力 PHY)
  • 2.4 さくらのクラウドの周辺サービス(ドメイン / SSL / ImageFlux / IoT / マーケットプレイス / プレミアムサポート)

ターム 3:さくらのクラウドでのアーキテクチャ設計

  • 3.1 さくらのクラウドで実現するシステム構成設計
  • 3.2 セキュリティの設計
  • 3.3 可用性と拡張性の設計
  • 3.4 コストパフォーマンスの設計

GCP 対応用語索引

TIP

Google Cloud で同じ役割を果たすサービス / 概念を併記しています。完全一致ではなく「機能の重なり」での対応です。

Sakura 用語GCP 等価 / 近接該当章
プロジェクトプロジェクト3.2.1
会員 IDGoogle アカウント(の組織版)3.2.1
IAM ポリシー / ロールIAM Role / Policy3.2.1
リージョン / ゾーンリージョン / ゾーン3.1.3
サーバプランCompute Engine マシンタイプ3.1.1
専有ホスト / コア専有sole-tenant node3.1.1
高火力 VRT / 高火力 PHYA3 / G2 instance(GPU)3.1.1
高火力 DOKCloud Run + GPU2.1
AppRunCloud Run2.1
スタートアップスクリプトstartup-script metadata3.1.1
パブリックアーカイブパブリックイメージ(公式 OS イメージ)3.1.1
ディスク(標準 / SSD)Persistent Disk(HDD / SSD)3.1.2
ディスク IOPSHyperdisk(IOPS 指定可能)3.1.2
専有ストレージsole-tenant に近い概念(PD は通常マルチテナント)3.1.2
NFS アプライアンスFilestore3.1.2
オブジェクトストレージCloud Storage3.1.2
アーカイブスナップショット / Cloud Storage Archive3.1.5
スイッチVPC のサブネット相当3.1.3
ルータ+スイッチサブネット + 外部 IP(NAT/ルーティング込み)3.1.3
パケットフィルタVPC ファイアウォール3.1.3
ロードバランサCloud Load Balancing(passthrough 系)3.1.3
エンハンスドロードバランサCloud Load Balancing(Application 系)3.1.3
GSLBCloud Load Balancing(Global)/ Cloud DNS routing policy + Health check3.1.3
VPN ルータCloud VPN3.1.3
ブリッジ接続VPC Peering / Network Connectivity Center3.1.3
ハイブリッド接続Cloud Interconnect3.1.3
AWS / SINET / LGWAN 接続Cross-Cloud Interconnect 等3.1.3
DNS アプライアンスCloud DNS3.1.3
シンプル監視Cloud Monitoring(uptime check)3.1.3
データベースアプライアンスCloud SQL / AlloyDB3.1.4
リードレプリカCloud SQL read replica3.1.4
オートスケールMIG autoscaler / Cloud Run autoscale3.3.2
usacloudgcloud CLI3.4.2
Terraform sakuracloud providerTerraform google provider3.4.2
イベントログCloud Audit Logs3.2.1
アクティビティグラフCloud Monitoring の Metrics Explorer3.3.1
マーケットプレイスGoogle Cloud Marketplace2.4

公式リソース

凡例

マーク意味
> [!TIP] GCP としてはGCP の対応概念・サービス。読み飛ばしても本筋は通る
> [!NOTE] コラム試験テクニック / トリビア / 用語の由来など
> [!IMPORTANT]試験で必ず押さえたい要点
> [!WARNING]混同しやすい用語 / 間違えやすい仕様
✅ キーワードチェックリスト学習目標達成の自己確認
🎯 確認問題章末の 4 択練習。<details> で解答を展開

非ゴール

  • 公式問題集の問題文転載は行いません。代わりに各章 3-5 問の類題でカバーします
  • スクリーンショット・実機ハンズオン手順は含みません(試験範囲外)
  • 「アドバンスド」試験範囲は対象外です(ベーシック合格後、別途整理)

CC BY-SA 4.0 — さくらインターネット株式会社の公式教材 v2.0 をもとに作成・再構成